私のデンマーク留学は学生ビザ(ST1A)で留学しました。このビザを取得すると、働くことはできないものの、デンマークの住民と同じ扱いとなり、医療も受診料が無料で受けることが出来ます。学校ごとの申請となるため、私は計3回申請しました。(なぜ2つの学校しか行っていないのに3回申請しているかは後程記載します。)
各自でビザ申請を行う必要がある方もいるかもしれないので、こちらでは学生ビザ申請の流れを説明していきます。
(※2021年11月ごろの情報です。)
デンマークの学生ビザ申請の流れ
学生ビザ申請には学校側が記載するPart1と私たちが記載するPart2があります。また、ビザ申請後に顔写真の撮影と指紋認証登録が必要となります。
学生ビザ申請の流れは大まかに以下の通りです。
- ケースオーダーIDを取得する(ここでビザ申請代金を払います)
- Part1を学校側に記載してもらう。
- Part2を自分で記載する
- Part2記載後、14日以内にVISA申請センターへ行き、写真撮影と指紋認証登録をする。
1.ケースオーダーIDを取得する
ケースオーダーIDの取得は学校ごとに自分でするか、学校側がしてくれるか異なります。
私の場合は、ノーフュンスホイスコーレは自分でケースオーダーIDを取得する必要があり、スカルスホイスコーレは、授業料を振り込んだ際に学生ビザ申請代も含まれていたため、学校側がケースIDを取得してくれていました。
- 1-1.自分でケースIDを取得する場合
デンマークのサイト「Ny i Danmark」へ行き、ケースオーダーIDを取得する必要があります。
サイト内は英語に変えることが出来るので英語に変えてから申請場所を探すことをお勧めします。
もしフォルケホイスコーレに行く予定で学生ビザを申請するのであれば、サイト内の「You want to apply」→「Study」→「Folk High Schools」でケースオーダーIDを取得する画面に行けます。
名前・パスポート・Eメールアドレスなどの必要事項を記入し、登録した後にビザ申請代金を払います。こちらはクレジットカードで支払うことが出来ます。
支払いが完了した際に、領収書としてA4のプリント画面が出てきます。
これを閉じてしまうと2度とプリントできません。(私は申請したときにプリンターとつないでいるパソコンではなかったので後でプリントしようと思い閉じてしまいました。)
この支払い完了した領収書は学生ビザ申請後に行く申請センターで必要になります。しかし、領収書をプリントできていなくても大丈夫です。
Ny i DanmarkのサイトでケースオーダーIDを取得し代金を支払い終えた後に、下記の画面に自分のケースオーダーIDを記載し、Payment statusをクリックすると、支払い状態を確認することが出来ます。
私はこちらの画面で支払い完了している状態を表示させたものをスクリーンショットし、ビザ申請センターに持っていきましたが、問題なく申請できました。
代金支払いまで終わったら、自分のケースオーダーIDを学校に伝え、学校側が記載するPart1が完了するまで待機です。
- 1-2.学校側がケースオーダーIDを取得する場合
前述したようにスカルスホイスコーレのビザ申請は、授業料などを振り込んだ際にすでにビザ申請代金も含まれていたため、自分でケースオーダーIDを取得することはありませんでした。
スカルスの場合ですと、ビザ申請代金の領収書とPart1の記載が完了した状態でPart2を記載するようにとメールが届きました。
2.Part1を学校側に記載してもらう。
Part1は学校側が記載するものであるため、こちらが特にすることはありません。
学校側がPart1の記載が終わると、EメールでPart1の記載が完了した状態で学校側からメールが届きます。
そのメールの中に、Part2を記載するために必要なIDやパスワードが書かれています。また、Part2に直接飛べるリンクも記載されています。
たまにこのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまっていることがあるので注意が必要です。
私の場合、スカルスホイスコーレのメールで、学生ビザ申請関係で計2件のメールが同時に届いていたのですが、学生ビザ申請のPart2のリンクが貼られていたメールが迷惑メールに振り分けられていて、ケースオーダーIDを取得した申請代金の領収書は通常のメールとして届いていました。
3.Part2を自分で記載する
学校から送られてきたメールのリンク先からPart2へ飛び、IDとパスワードを入力すると、何ページかにわたり、必要事項を記載する必要があります。
また、パスポートの表紙・裏表紙を含むすべてのページをPDF化する必要があります。(このPart2に添付欄があります)
Part2の中には500Words以内で記載するフリースペース欄のようなものもありましたが、そちらは学生ビザ申請では記載しなくても大丈夫でした。
4.Part2記載後、14日以内にVISA申請センターへ行き、写真撮影と指紋認証登録をする
Part2を記載後、メールでny i danmarkから、”Your online application has been submitted”と出だしに記載されているメールが届きます(タイトルではありません)
そのメールを受け取ってから14日以内にVISA申請センターへ向かう必要があります。
日本でVISA申請する場合はVFS globalで申請を行うことになります。(余談ですが、昔はデンマーク大使館で申請を行っていたようです)
VFS globalのリンクはこちら。完全予約制です。
また、VISA申請は日本では東京でしかできないため、時期によっては予約が取りにくい状況の場合もあります。
せっかく提出したのに14日以内に予約が取れないと困りますよね。
もし遠方からVISA申請センターに行かれる方や、限られた日でしか申請できない方は、先にVFS globalの予約を取ってから逆算してPart2を記載し提出するという手もあります。
VFS globalでは写真撮影と指紋認証登録を行います。あとは、書類申請代行料金の支払いや、デンマークから結果が届いた学生ビザの書類を赤レターパックで転送してくれるため、レターパックに住所を記載します。
申請が終わったら結果待ちです。
5.その他
この学生ビザ申請代、1回申請したらもし行かないことになっても返金されません。
2021年の1月からスカスルホイスコーレに行こうとして、11月に学生ビザ申請を終え、出発2週間前にデンマークのロックダウンで急きょ行けなくなってしまいましたが、学生ビザ申請代の返金はありませんでした。
ですので、私は2回日本で学生ビザを申請し(2021年1月、2021年8月分)、1回デンマークで申請する(2022年1月分)ことになりました。
ちなみに参考までに、VFS globalで申請してからどのくらいの時間をかけて結果が戻ってきたか。
2021年1月分のものは2週間で結果がもどり、2021年8月分は1ヶ月で結果が戻ってきました。
デンマークでのST1Aビザ申請については別の記事に改めて書こうと思います。
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